DokuWikiの文書をGnuPGの対称暗号(秘密鍵暗号)を使って暗号化して保存し、パスワードによって解読します。
近年不逞なクラッカー集団を名乗る人たちが、サーバクラッキングで世間を騒がせています。
善意の人々はなんとかそういう魔の手から逃れようと工夫を重ねていますが、なかなか完全に対応しきれないのが実情です。
だからといってあきらめてはいけません。
近年の大規模なクラッキングの手法は、サーバ側に侵入し、その中の情報を根こそぎ盗っていくというものです。
そういえば、長さんも言ってました。
「いいか、青島。サーバに置いてある瞬間が一番危ないんだ。」(←嘘です)
だとすれば、サーバに置いてある状態のデータを保護してやることが身を守るための1つの手段となります。
そのような理由で、便利なDokuWikiもサーバ上には生データがそのまま置かれるのはいただけないので、暗号化した状態で置けるようにしたらどうだろうというのがこの実験の試みです。
もちろん、そんな機密情報をWikiに書くなよというツッコミがあることは承知の上です。
ですが、イントラネット向けの使用なら、そういうことをするのもありではないかと考えました。
そして、作ってみて思ったことは、これは個別にIDを発番するほどではない仲間内のみに公開したいような文書、たとえばイベントや旅行の案内だとか、フォトアルバムだとかに使えるではないか、と。話は長くなりましたが、そういった理由で公開することにいたしました。