Sさんからのタレコミで、絶版となっていた名著『ピープルウェア第2版』が出版されていることを知った。新刊書は図書館流通センターの新刊案内でチェックするようにしているが、登録が遅れているのか、載っていない。あるいは、カテゴリが違うのか、出版社によっては載っていない情報があるのだろうか。紀伊国屋BookWebで検索すると出てきたが、こちらは最新刊の一覧が使いにくいのであまり使うことはない。
近頃は、インターネットの本屋はたくさんあるので、そろそろ淘汰の世界に入ってきているという感じだ。今や以下のスペックを満たさないところは生き残れないのではないか:
特に、送料が安いのは重要で、送料がかかること自体がそもそもおかしいのである。なぜならば、日本では書籍は再販価格制度とかいうもので、定価販売することになっている。これは同じ本が全国どこでも同じ価格で売られることを意味するが、言い換えれば小売店までの流通コストが価格に含まれているのである。別途送料をとったら、その分は丸儲けになってしまうのだ。実際にはそんな簡単な話ではないだろうが、そもそも日本の書籍の流通は固定化した業界の既得権益と再販価格制度に守られてきたおかげで、古い体質が残っており、遅れているのだ。そろそろ考え直す時期なのではないかな?