別の本を買おうかと思って本屋でうろうろしてると見つけた本。著者の清水さんはなかなか硬派なサイトを書いてらっしゃって、巡回先の1つである。この手の本を含め、最近は本を読むことからすっかり遠ざかっていたが、改めてソフトウェア・エンジニアリングについて学び直そうという気持ちが沸き起こり、読んでみることにした。
本題の要求仕様書の書き方は、本書をざっくりと解釈すると
「要求」には「機能要求」と「品質要求」が含まれる。品質要求を忘れがち。
「要求」と「要求仕様」は別のもの。
「要求仕様」とは検証可能であること。曖昧な表現を避けるにはこのことを意識すると良い。
「要求仕様」には「要求」「理由」「要求仕様」を並べて書くと良い。
ということになる。確かに納得できる内容であり、やってみようという気にはなる。ただ、部分的に例示されているだけでは不満が残る。ドキュメント全体を見たいのだ。プログラミングの勉強をするには、良いソフトウェアのコードを読むことが役に立つように、よく書かれたドキュメントを読むことが必要なのだ。